超巨大なアレに遭遇した話
おことわり
このブログはウンコに関するブログである。
下ネタを生理的に受付けない方はもちろんのこと、食事中の方(カレーならばなおさら)や就寝前の方(夢に見ないように)などは、これ以後展開される内容を予見していただき、熟考された末、読み進めるか否かを慎重にご判断いただくことをお勧めする。
三日坊主らしくサボっていた僕のブログ欲を刺激したのは吉田粘土氏のブログである。
氏は僕の拙いブログに読者登録をしてくれている一人で、僕ももちろん氏のブログを読者登録して楽しく読ませてもらっている。年代が近いこともあり、僕が勝手にシンパシーを感じているブロガーだ。
そんな氏がウンコのブログを書いているのである。僕はここ数日、ちょうどウンコに関するブログを書こうかどうしようかと迷っているところだった。
元来下ネタは大好きで、ウンコやオシッコは無条件で面白いと思ってしまういつまでも少年の心を持ち続ける逆コナンとも言うべき僕なのだが、自身のブログに何度もウンコを登場させるのはいかがなものか。久し振りに更新したと思ったらまたウンコなのか。沈黙を破るウンコなのか。こいつはウンコ以外無いのか。ウンコブロガーなのか。ウンコ野郎なのか。
しかしウンコ野郎の僕の背中を押してくれたのはすでに紹介してある、吉田粘土氏のブログであった。
氏のウンコが僕の背中を押したのだ。
氏がウンコで僕の背中を押したのだ。
氏がウンコを僕の背中に押し付けたのだ。
失敬。
前置きはさておき、
話は数年前、時期はハッキリとは覚えいないが前の職場で働いていた時のこと………
以前のブログにあるように、僕は路面店型の文具店で働いていたのだが、この店にはトイレが無かった。2階建ての建物のうち、実際に店舗として利用しているのは1階部分だけで、2階は別の会社の倉庫兼事務所として使われていた。元々2階にしかトイレが無い上に事情により封鎖されていたので、文具店の客及びスタッフは、細い道を挟んで隣に建つレンタルビデオ屋に外付けされているトイレを拝借する形で利用していたのだった。
外付けされているトイレなので、来店客のみならず誰でも利用できる。言わば公衆トイレのようなものだ。使う側のマナーはお世辞にも良いとは言えない。
男子側は小便器と和式便器が一つずつ、女子側は和式便器が一つのみ。ひと昔前のトイレのスタイルだ。薄暗くてもちろんエアコンは無い。何十年も前に造られたトイレなので、壁には穴が開き、掃除をしてもすぐ天井に蜘蛛の巣が張る。雨漏りもする。
想像していただく通り、ある程度仕上がっているトイレなので、使う側も雑であるし、悪意のある汚され方もする。
頻繁に遭遇する便器を捉えきれないウンコには、尻の側面や腰の辺りに肛門が付いているのかと疑いたくなるほどだ。トイレットペーパーが便器に丸々突っ込まれていたり、汚物入れの上に連日ビニール袋パンパンのパンが捨ててあったり、ズボンが脱ぎ捨てられていたり。梅雨の時期になれば羽アリが大量発生するし、時には意識朦朧の女性が中からドアをふさぐ形でトイレの中に倒れていて、救急車を呼んだこともあった。
まさに混沌(カオス)。トイレは定期的にスラム街と化すのであった。
そんなトイレで、一大事件が起きる。
今後、人生のうちであのようなものに遭遇することは二度とないだろう。上に書いた、女性が倒れているのもなかなかの事件ではあるが、そんな物は全く比にならない。
ある昼休みのことである。
僕は昼ごはんを食べるとすぐに便意を催す。ひとつ弾を装填すると、元ある弾は自然と発射される。俗に言う空気鉄砲方式である。その日も食べた後、いつもの流れでトイレに行った。
ドアを開けて入った瞬間、横目にチラリと何かが見える。また誰かがゴミでも置いているのか……。うんざりしながら和式便器に目をやると、衝撃の光景を目の当たりにする。
アッッッッッーーーーーー!!!
めっちゃデカいウンコ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そう、めっちゃデカいのである。僕の人生における常識を根底から覆す、世の中の既成概念を打ち破る、激しく脳を揺さぶる、自発的に鼓膜弾け飛ぶ、内臓という内臓を引きずり出される、エロ動画を貯めに貯めたHDDがぶっ壊れる、最終的にウンコ漏れる。
ぐらい衝撃的なとんでもないサイズのウンコが便器の中央に横たわっているのである。
嘘ではないのである。嘘だとブログなんかに書かないのである。正真正銘実話なのである。信じて欲しいある。
デカいと言っても、すごくデカい程度ではない。超絶ウルトラメガトン級のサイズだ。全長25cm以上、直径は8cm以上はあったと思う。ヤンジャンを丸めて置いたぐらいの大きさだ。
想像できますか?ヤンジャン丸めたぐらいのデカいウンコを。
そして見たことありますか?ヤンジャン丸めたぐらいのデカいウンコを。
目の前にあるインパクト抜群の映像に怖気づき、その存在をにわかに信じがたい僕は、その場にいても立ってもいられなくなりとっさに外に出て周辺を見渡した。
いったい誰が………‼‼
そう、どこかに主が居るはずだ。ウンコはシュワちゃんのように空間に突然現れるものではない。生物の排泄物ということだけは間違いようのない事実なのだ。
外に出て少しだけ冷静になった僕は、周りに目を配りながら自分のウンコンピューターを働かせて、主の体のスケール感を想像してみた。
例えば僕が絶好調の時に15cmくらいのウンコをしたとする(実際に測った事はないが、たぶんこれぐらいだろう)。そしてヤツのブツは約25cmだ。単純に25÷15で計算してみても約1.6倍。ウンコのサイズと体のサイズはある程度比例すると考えて、僕の身長176cmを1.6倍した場合、主の身長は実に280cmを超えるのだ。
そうでないと、ヤンジャンサイズの説明がつかない。
果たしてそこまで大きな人間がいるのだろうか?もしくは人ではないとなると、ビッグフットの可能性もあるのではなかろうか。
信じられない光景が、僕にUMAの存在を疑わせる。
しばらく周りを見渡してみたが、もちろん外には大きな人間もビッグフットも居るはずがなく。仮にそれっぽい人が見つかった所で、「これはあなたのものですか?!あなたの便ですか?!」などと問い詰めることができる訳もなく。
僕は主を探すことを諦めてトイレに戻った。
そう、流さなくては。
トイレを借りて利用している立場上、清掃は自店のスタッフが行っているのだ。どんな困難にも立ち向かわなければならない。
改めて見てみるとやはりすごい。本当にこんなものが人体から出てくるのか。そもそも肛門が耐えきれるのか。サイズから察するに、出産レベルの苦痛が伴うことは想像に難くない。いったいどんだけ開発されているのだ。それこそ血の滲むほど努力した結果なのかもしれない。アナリストか?(誤用)スーパーアナリストなのか?(誤用)
仮にアナリストだとして、直腸はどうなのだ。人間の体にあんなにも貯蔵することが可能なのか?
しかもひと息で体外に排しているように見える。いきむ力も半端ない。「うぉぉおおおおおおー!!」とか「どりゃあああああああー!!」とか、絶叫するぐらいでなければ不可能だろう。
また不思議なのが、ウンコが便器にドシンとあるだけで、トイレットペーパーでケツを処理した形跡が微塵もない。
まぁ僕もたまにはペーパーで拭く必要がないくらいスッキリと出る時はあるけれども、それでも念のため軽く拭うのが普通なのではないか。だってパンツに付いたら嫌だもの。
ここで思うのが、
ガッシリした体格の人物(もしくはビッグフット)が、どこかから颯爽と現れてギネス級のウンコをひと息でこの世に産み落とし、後ろを振り返る(ケツを拭く)こともなく(流さずに)去っていく姿だ。
なんとも漢らしい(迷惑極まりない)限りである。
そんなウンコ漢に僕もなりたいとはこれっぽっちも思わない。
それよりも目の前にある化け物をとにかく処理しなくてはいけない。
定番の手法として水で流してみた。すでに僕は半笑いである。
ジャーーーーーーーーーーー
微動だにせず!!!!
予想はある程度できていた。心構えももちろんあった。しかしその微動だにせずっぷりにはさすがに驚きを隠せなかった。もはや水が避けているようにも見える。まるで中洲のようだ。便器の中でデルタ地帯ができあがっているのだ。
ピクリとも動かない。基礎が相当しっかり組んであるのだろう。鉄筋コーウンクリートとも呼ぶべきか。今この瞬間において、世界中でこれ以外にドッシリという言葉がぴったり当てはまるものはないだろう。
仮に奇跡的にこのウンコが流れたとして誰がどう考えても詰まるのである。
『100%詰まる確率』が100%なのである。
どうしたものか………。
しかし悩んでいる間に、トイレを借りている店舗の社員さんが火ばさみでウンコを砕いて流してくれていたのだ。
そう、僕が色んなリアクションをとっている間に、実にアッサリ解決したのだった。
何度も言うが、これは実話だ。サイズ感も間違いない。しかし仕事も変わり、トイレ掃除をする機会もなくなった今、あのような恐ろしい物に出会う事はこの先の人生でほぼないだろう。
一つ言えることは、とんでもなくでかいウンコに遭遇すると、まず犯人を探そうとする。
ということだ。これは真理である。これを言いたかった。
そして、しばらくぶりの更新にも関わらず、ウンキッシュな内容になってしまった事もご容赦いただきたい。併せて、フェチではない事だけご理解いただければ幸いだ。
また、このブログを執筆している途中でも何度となく三日坊主の闇に襲われたし投稿も躊躇われたが、3000字を超える下ネタをただただスマホに記録しているだけの変態で終わるわけにもいかないので、投稿に踏み切った次第である。
最後に、粘土氏のブログを勝手に引用させていただいてます。ありがとうございます。いつも読ませていただいてます。